2025.10.04
WSL CS(チャレンジャーシリーズ)第4戦「EDP Ericeira Pro」DAY-5

ポルトガル・エリセイラで開催中のWSLチャレンジャーシリーズ第4戦「EDP Ericeira Pro」は、リベイラ・ディーリャスにて3~4フィートの波と北寄りの風という難しいコンディションの中で進行した。女子ラウンドオブ16のヒート5からスタートし8まで行い、続けて男子ラウンドオブ16のヒート2までを終えたところで一時オンホールド。午後2時35分から再開され、男子ラウンドオブ16のヒート8まで行って本日は終了。


男子ラウンドオブ16ヒート3には、日本の加藤翔平が登場。序盤、Luke Thompson(ZAF)がファーストライドで流れるようなサーフィンを披露し、いきなりエクセレントの8.50をスコア。強烈な先制パンチを浴びる展開となった。
しかし、加藤も負けじと反撃。インサイドでダブルアップする波を捉え、フィンアウトの鋭いリッピングを2発、さらにエアードロップ気味のフィニッシュを決めて6.33をマーク。続く波の少ない状況の中でエアーに挑み、ワイプアウトながらも2.50を加点し、一時は逆転に成功した。

残り11分、Luke Thompson(ZAF)が5.07を揃えて再びトップへ。加藤のニードは7.25に広がる。残り9分で小ぶりの波をつなぎリエントリーでインサイドまで運ぶも5.33止まりで逆転ならず。試合時間が3分を切り、優先権を握りながらも最後のチャンスは訪れず、タイムアップとなった。結果はLuke Thompson(ZAF)13.57、加藤翔平11.66。加藤はここで敗退し、今大会は9位でフィニッシュとなった。

ランキング面では、加藤はWSL CSライブランキングで22ランクアップの33位に浮上。惜しくもクオーターファイナル進出はならなかったが、着実にポイントを積み重ね、後半戦に望みをつなげる形となった。
海外勢では、地元ポルトガルのYolanda Hopkins(POR)が土壇場で逆転に成功し、4大会連続のクオーターファイナル進出を決めた。前回覇者のSamuel Pupo(BRA)は、元ジュニア世界王者のLucas Vicente(BRA)にまさかの敗退。さらに東京五輪金メダリストのKauli Vaast(FRA)が着実に勝ち進みトップ10入り、元CTサーファーのMorgan Cibilic(AUS)もランキングを大きく伸ばしている。大物が敗れる一方で、新たな勢力が台頭する波乱の展開となった。
次なるコールは10月4日午前7時30分(日本時間15時30分)に予定(日本はリスボンより+8時間)。
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今日の日本人選手結果
MENS(マンオンマン)
R-16 H-3 加藤翔平 2位で敗退 / 今大会は9位という結果
WOMENS(マンオンマン)
試合なし
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日本人選手のヒート組
WOMENS
QF H-2 都筑有夢路
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