2025.10.17
WSL CS(チャレンジャーシリーズ)第5戦「Banco do Brasil Saquarema Pro」 DAY-6

WSL(ワールド・サーフ・リーグ)2025 チャレンジャー・シリーズ第5戦「Banco do Brasil Saquarema Pro Presented by Corona Cero」は、DAY-6を迎え、ファイナルデイを見据えた女子のクオーターファイナルが行われた。コンディションは3~4フィートのやや不安定なセットが入るなかで進行。男子のクオーターファイナルは、オンホールドの後、この日キャンセルされ、翌日に持ち越しとなった。

クォーターファイナル H-2には池田美来。池田はヨーロッパ勢の強豪、Janire Gonzalez Etxabarri(EUK)と対戦。ヒート序盤、Janireが先制攻撃を仕掛け、5.50と5.00を揃えて10.50ポイントをマーク。池田は落ち着いて波を待ち、残り25分、バックサイドのレフトでワンターンからノートリミングで2発を決め、6.83ポイントをスコア。ニードを3.67ポイントとした。

しかし、Janireはすぐにリズムをつかみ、5.23ポイントを加点して池田のニードを3.90ポイントに広げる。池田は残り14分で波を掴むも1.57ポイントとスコアを伸ばせず。続けて2発当てるも2.23ポイントとバックアップの更新には至らない。
優先権を保持したままチャンスを伺うが、狙いの波がなかなか入らない時間が続いた。残り3分、ジャニーレはさらにバックアップを6.00に引き上げ、トータル11.50ポイント。池田のニードは4.67ポイントに拡大する。ラスト1分12秒、池田は詰まりながらもクローズセクションに2発板を返し、3.67ポイントをスコア。しかし逆転には届かずヒートは終了。池田は惜しくもクオーターファイナルで敗退となり、今大会を5位で終えた。


しかし、今大会のハイポインの8.00に加え、今日も池田美来は6ポイント台の高得点をマークし、世界のトップ選手を相手に存在感を示した。波のセレクトと勝負強さが光ったヒート内容であり、今後への確かな手応えを得る大会となった。
この結果、WSL CSライブランキングでは都筑有夢路が7位をキープ。池田美来が7ランクアップの22位となっている。
この日の海外勢の女子では、Annette Gonzalez Etxabarri(EUK)が10ヒート連勝中だったTya Zebrowski(FRA)を破るアップセットを演じ、セミファイナル進出を決めた。さらに妹のJanire Gonzalez Etxabarriも池田を下し、姉妹対決のセミファイナルが実現した。
また、Yolanda Hopkins(POR)がEllie Harrison(AUS)を破り、2026年のCT出場権を正式に獲得した。Yolanda Hopkins(POR)は今季、南アフリカの準優勝をはじめ安定した戦績を重ねており、今大会でもその強さを示している。元CTサーファーのSally Fitzgibbons(AUS)も勝ち上がり、タイトル争いはさらに激化している。
明日は午前6時15分(日本時間18時15分)に集合し、6時35分(日本時間18時35分)からの再開を目指す予定。波のサイズは3~4フィートと不安定なコンディションが続く見込みだが、ファイナルデイに向けて男子のクオーターファイナルの熱戦にも注目が集まっている。H-4には西慶司郎が出場する。
Go!Keijiro!Go!Naminori Japan!
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今日の日本人選手試合結果
WOMENS
QF
H-2 池田美来は2位で敗退 今大会は5位で終了
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日本人選手のヒート組
MENS
QF
H-4 西慶司郎
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