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2025.11.23

WSL QS4000「Baler International Pro」で西優司、野中美波が優勝!準優勝に小林桂、川瀬心那!

Photo:WSL / Abdel Elecho

11月17日から22日の日程でフィリピン・バレアー、サバンビーチで開催されたQS4000「Baler International Pro」は、大会最終日に男女のショートボードとロングボードのチャンピオンが決定。西優司がキャリア初のQS優勝を果たし、野中美波が大会2連覇を達成。ショートボード男女ともに日本勢が存在感を示す締めくくりとなった。

Photo:WSL / Abdel Elecho

朝のコンディションはクリーンなライト・レフト混在のビーチブレイク。 QS女子のセミファイナルでは、絶好調の川瀬心那が松岡亜音を、昨年のディフェンディングチャンピオンである野中美波がオリンピアンの松田詩野をそれぞれ下し、ファイナルは川瀬 vs 野中の対決となった。

決勝序盤は川瀬がフォアハンドで勢いよく先制したものの、野中はレフトブレイクでシャープなバックハンドを連発して6.75をマークし主導権を奪う。後半にはさらにパワフルなリエントリーでエクセレント8.00。ヒートを完全にコントロールし、バレアーでの2連覇を成し遂げた。

Photo:WSL / Abdel Elecho

Photo:WSL / Abdel Elech

男子QSはセミファイナルで西優司がオリンピアンの稲葉玲王を、ヒート後半の逆転劇で撃破。もう一方では小林桂が開始直後からハイパフォーマンスを叩き込み、Dhany Widianto(INA)を封じ込めてファイナル進出を決めた。

日本勢同士の対決となったファイナルは、小林桂が序盤から積極的に波を掴み、ヒートをリード。しかし、西優司もテールハイキックリバーステールが水面から高く抜けるエアーリバース)を見せ6.25をスコア。バックアップを4.90として逆転。小林もチャージを続けたが、最後まで逆転の波を見つけられずタイムアップ。西優司が、激戦を制しQS初タイトルを獲得した。

Photo:WSL / Abdel Elech

西この勝利により、アジアQSランキングを一気に5位までジャンプアップさせ、チャレンジャーシリーズ(CS)出場圏内へと大きく前進した。小林は準優勝に終わったものの、男子首位の座をさらに強固なものとしている。

女子は中塩佳那がトップを維持し、2位松岡、3位に今回優勝した野中が続く。都築虹帆との差は大きく開き、来季に向けた構図が徐々に固まりつつある。

Photo:WSL / Abdel Elech

同時開催のロングボード女子では田岡なつみが再びタイトルを獲得。

Photo:WSL / Abdel Elech

女子

優勝:野中美波
2位:川瀬心那
3位:松岡亜音、松田詩野

Photo:WSL / Abdel Elech

Photo:WSL / Abdel Elech

男子

優勝:西優司
2位:小林桂
3位:稲葉玲王、Dhany Widianto(INA)

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サバンビーチを舞台に繰り広げられたドラマは幕を閉じ、アジアQSは次戦は11月26日からウエストパプア、そして12月には中国海南島でのQS 4000が予定されており、チャレンジャーシリーズへの熾烈な戦いは来年まで持ち越される。

大会スケジュール

11/26-30 QS 2000「Manokwari Pro&Pro Junior」:インドネシア ウエストパプア

12/11-17 QS 4000「WSL International Wanning Corona Cero Pro  Pro Junior」:中国 海南島

2026/2/18-22   QS4000「 Gold Coast Open」:オーストラリア バーレーヘッズ

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大会HP: https://www.worldsurfleague.com/events/2025/qs/447/baler-international-pro/main

WSL大会の最新情報、ヒート結果、ライブ配信は公式サイト:worldsurfleague.com をチェック。