2026.10.25
JPSA さわかみ S.LEAGUE / 「ALL JAPAN SAWAKAMI SENDAI PRO」大音凜太がプロ初優勝、中塩佳那は接戦を制す!

仙台新港 Photo:S.Yamamoto
JPSA さわかみ S.LEAGUE 26-27《S.ONE》ショートボード第2戦/《S.TWO》ショートボード第3戦「ALL JAPAN SAWAKAMI SENDAI PRO」が、10月21日から23日まで、宮城県仙台市の仙台新港で開催された。
男子は大音凜太がプロ初優勝。女子は中塩佳那が馬場心との競り合いを制し、それぞれ全日本のタイトルを手にした。

Photo:S.Yamamoto
JPSAの大会が仙台新港に戻ってきたのは8年ぶり。初日の21日はハラからムネ、セットでカタほどの波で競技が始まった。潮が上げるにつれてバックウォッシュが入り、フィニッシュまで安定して乗り切ることが難しい状況に。そのなかで男子は藤沼佳太郎と松野太郎が、ともにトータル12.50を記録した。
22日は《S.ONE》勢が登場。強いオフショアが吹く海で、鈴木仁がエアーリバースを成功させ、8.00を獲得した。女子では中塩がスピードを途切れさせない3ターンのコンビネーションで同じく8.00をマーク。男子12名、女子4名が最終日へ進んだ。
23日の大会最終日。朝から晴れたものの、波はコシからハラへとサイズダウン。午後にはサイドからオンショア交じりの風となり、幅広く崩れる波と、なかなか割れない波が混在した。セットを待つ時間も長い。乗れる波を探すだけでは足りず、その先に得点を伸ばせるセクションがあるかまで見抜く必要があった。
男子決勝:大音凜太 vs 西優司

大音凜太 Photo:S.Yamamoto

西優司(SF)Photo:S.Yamamoto
男子で決勝へ勝ち上がったのは、大音凜太と西優司。大音は準々決勝で田中大貴との接戦を抜け、準決勝では石山汰一と対戦。3つのターンをつないだライディングで6.25を出すと、2本目の得点も積み上げて勝利を収めた。もう一方の準決勝では、西が松永健新を退けた。松永の伸びやかなターンに対し、西は素早い切り返しと技の使い分けで応じ、決勝へ駒を進めた。
その決勝で、開始早々に大きな一本をそろえたのが大音だった。最初の波で4つのマニューバーを決め、8.00を獲得。小ぶりな波でも動きを小さくまとめず、セクションごとに技を連ねた。一本の波が持つスコアリングポテンシャルを、最後まで引き出したライディングだった。
大音は3本目に、波のトップでフィンを抜くリエントリーからインサイドまで攻めて4.75。さらに4本目には縦へのアプローチを見せ、5.75へ更新。トータルは13.75。西は逆転に2本の得点をそろえ直す必要がある、コンビネーションの状況となった。
優先権を持つ西は、まとまった得点を狙えるセットを待った。しかし、欲しい波が来ない。残り8分30秒には大音が近くへポジションを移し、海上の駆け引きも続いたが、状況を変えるチャンスは訪れなかった。西は1本のライディングで競技を終え、大音が初の頂点に立った。

大音凜太 Photo:S.Yamamoto
得点差の大きな決勝となったが、印象に残るのは大音が序盤の機会を確実につかんだことだ。待てば次が来るとは限らない海で、最初の波から完成度の高い演技をそろえた。その積み重ねが勝利につながった。
女子決勝:中塩佳那 vs 馬場心

中塩佳那 Photo:S.Yamamoto

馬場心 Photo:S.Yamamoto
女子は、中塩と馬場が決勝で顔を合わせた。準決勝で脇田紗良と対戦した中塩は、1本目に7.00を出して先行。その後も得点を加え、脇田の追い上げを抑えた。馬場は佐藤李との一戦を終盤に逆転。終了後のスコア発表で決勝進出が決まる、最後まで息の抜けない勝負だった。
決勝でも、先に試合を動かしたのは中塩。1本目に4.50を記録し、もう一本もそろえてリードを築く。馬場は3本目に3つのマニューバーを入れて4.00を返し、射程圏内で食らいついた。

中塩佳那 Photo:S.Yamamoto
残り5分を切って、馬場が動く。2つの技をまとめたライディングに4.35がつき、首位が入れ替わった。中塩が逆転に必要とする得点は3.85。波数の少ない決勝では、その数字以上に次の一本が重い。
中塩は5本目の波で、2つのマニューバーを決めた。スコアは4.25。必要な得点を上回り、再び前へ出る。トータル8.75対8.35。その後は順位が変わらず、わずか0.40差で中塩が優勝を決めた。
負傷を抱えての出場だった中塩だが、勝負を分ける場面でも演技を崩さなかった。大技を一つ狙うだけでなく、目の前のセクションに合うマニューバーを選び、確実に得点へ変える。波の見極めと、仕掛けた技を決め切る力が光った。
馬場も、準決勝に続いて決勝の終盤に逆転する粘りを見せた。最後は届かなかったものの、中塩に再逆転の一本を求めるところまで追い込んだ戦いである。男子の石山、松永とともに、若い選手たちが最終日の舞台で存在感を示した。
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JPSA さわかみ S.LEAGUE 26-27
《S.ONE》ショートボード第2戦/《S.TWO》ショートボード第3戦「ALL JAPAN SAWAKAMI SENDAI PRO」
日程:10/21-23(予備日24)
場所:宮城県仙台市 仙台新港

1位 Photo:S.Yamamoto

2位 Photo:S.Yamamoto

3位 Photo:S.Yamamoto
男子
優勝:大音凜太
2位:西優司 (強化指定選手)
3位:石山汰一(強化指定選手)、松永健新
女子
優勝:中塩佳那 (強化指定選手)
2位:馬場心(強化指定選手)
3位:脇田紗良、佐藤李(強化指定選手)
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