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2026.05.18

「第34回ジュニアオープンサーフィン選手権大会」 WJSC代表選考へ、強化指定選手が実力示す!

Photo:NSA

5月15日から17日にかけて、高知県東洋町・生見サーフィンビーチにて「第34回ジュニアオープンサーフィン選手権大会」が開催された。

大会期間中は3日間を通して晴天に恵まれ、波はコシ・ハラからムネサイズをコンスタントにキープ。大潮周りの影響により、満潮と干潮ではブレイクの質が大きく変化し、時間帯ごとに異なるコンディションへの対応力が問われる大会となった。

本大会は、9月4日から13日にかけてエルサルバドルで開催される「ISA World Junior Surfing Championship」日本代表選考に関わる重要な位置付けの大会である。

3月に千葉・鴨川で実施された選考合宿から導入された選手個人の「指標シート」においてもこの大会が実績評価として加算対象となり、優勝は10点、決勝進出者には8点が与えられる。

ただし、強化指定選手には基礎点5点が設定されているため、実質的な加算は優勝で5点、決勝進出で3点となる。代表争いを見据えた選手たちにとって、結果と内容の双方が求められる重要な舞台であった。

カテゴリーはショートボードのSWキッズ、SMキッズ、SWガールズ、SMボーイズ、SWジュニア、SMジュニアに加え、女子ボディーボード、男子ロングボードまで幅広く実施。

ジャッジクライテリアでは、クリティカルセクションでのメジャーマニューバーのコンビネーション、ハイスピードかつパワフルなサーフィン、波の力を最大限に使ったフロー、さらにセクションごとの適切な技の選択が重視された。

加えて、難易度の高いエアリアルやビッグターンは高評価対象となり、マニューバー後のコントロール維持やスムーズなフィニッシュも採点基準に含まれる。単なる本数ではなく、「いかに波のスコアリングポテンシャルを引き出したか」が勝敗を左右する大会となった。

大江 こなみ、桜井 亜理寿 Photo:NSA

大江 こなみ Photo:NSA

大江 こなみ Photo:NSA

その中で、強化指定選手・育成指定選手が各カテゴリーで高い存在感を示した。SWキッズでは育成指定の大江こなみが、ノンプライオリティによるインターフェアで2本目のスコアが半減する苦しい状況に追い込まれながらも、最後まで攻め続ける姿勢を崩さず逆転優勝。精神面の強さが際立つ内容となった。

石田 海夏 Photo:NSA

馬場 心 Photo:NSA

石田 海夏 Photo:NSA

SWガールズでは、現役プロであり大会期間を通じて好調だった馬場心が優勝候補筆頭と見られていたが、決勝で石田海夏が2本のスコアをしっかりまとめ勝利。限られたチャンスを確実に得点へつなげる完成度の高さを見せた。

草深 心虹 Photo:NSA

長崎 来海 Photo:NSA

髙橋 花音 Photo:NSA

草深 心虹 Photo:NSA

SWジュニアでは、オーストラリア留学中で今大会のために帰国した髙橋花音、プロの長崎来海、同じくプロの森舞香ら実力者が並ぶ中、草深心虹が一歩抜け出した。ライト、レフトの波を的確に選択し、スピードを維持した切り返しからリエントリーへとつなぐサーフィンは、ジャッジクライテリアにおけるフローとマニューバーの完成度を高いレベルで体現。接戦を制して頂点に立った。

松野 太郎 Photo:NSA

和氣 堆人 Photo:NSA

松野 太郎 Photo:NSA

SMボーイズは終始見応えのあるヒート展開となり、最終的にはプロの松野太郎が力強いサーフィンを披露。波のクリティカルセクションでのメジャーマニューバーをまとめ、宇野雅志、和氣堆人、大塚昂摩を抑えて優勝を果たした。

佐藤 頼斗 Photo:NSA

岡野 漣 Photo:NSA

井 汰朗 Photo:NSA

佐藤 頼斗 Photo:NSA

SMジュニアでは、今年度の第43回全日本級別サーフィン選手権大会SMジュニア1級優勝の佐藤頼斗に加え、プロの岡野漣、友重リキ、髙井汰朗が顔を揃えるハイレベルな顔合わせとなった。その中で佐藤が、スピードとパワーを兼ね備えた力強いサーフィンを見せ優勝。ジャッジが求めるクリティカルセクションでの完成度の高いマニューバーを積み重ね、改めて高い実力を示した。

世界ジュニア選考へ向けた重要大会という位置付けの中で行われた今大会は、結果だけでなく、ジャッジクライテリアを意識した演技の質が強く問われた3日間であった。

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「第34回ジュニアオープンサーフィン選手権大会」

日程:2026年5月15日(金)〜 5月17日(日)

会場:高知県東洋町 生見サーフィンビーチ

大会結果

Photo:NSA

SWキッズ

優勝:大江こなみ(育成指定)

2位:渡邊 カレン 

3位:桜井 亜理寿 

4位:岡野谷 さくら 

Photo:NSA

SWガールズ

優勝:石田海夏(強化指定:U-16

2位:馬場心(強化指定:U-16

3位:山本 海乃 

4位:中塩 ひかる

Photo:NSA

SWジュニア

優勝:草深心虹(強化指定:U-18

2位:長崎来海(強化指定:U-18

3位:髙橋花音(強化指定:U-18

4位:森 舞香

Photo:NSA

SMキッズ

優勝:小嶋 心羽空 

2位:藤本 真成

3位:山田 周悟

4位:大和田 渚  

Photo:NSA

SMボーイズ

優勝:松野太郎(強化指定:U-16

2位:宇野 雅志 

3位:和氣堆人(強化指定:U-16

4位:大塚 昂摩 

Photo:NSA

SMジュニア

優勝:佐藤頼斗(強化指定:U-18

2位:友重 リキ

3位;岡野 (強化指定:U-18

4位:髙井汰朗 (強化指定:U-18

LMジュニア

優勝:竹森 喜和 

2位:前田 珀 

BWジュニア

優勝:宇井 愛花 

2位:瀬田 七海 

3位:川島 美南 

4位:田内 來海 

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NSA HP

https://www.nsa-surf.org/news/detail/883

大会スコア

http://www.surfscores.com/JPN/2026/junior/