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2026.05.04

NSA「第43回全日本級別サーフィン選手権大会」 強化指定選手が決勝で実力を示す!

Photo:NSA実行委員会

4月29日から5月3日にかけて、「第43回全日本級別サーフィン選手権大会」が神奈川県湘南・鵠沼海岸スケートパーク前にて開催された。本大会は、日本サーフィン界における級別ごとの実力を明確に示すとともに、将来のトップ選手を担う人材の発掘と育成を目的とした重要な競技会である。

Photo:NSA実行委員会

大会初日のコンディションはコシからハラサイズの波がブレイク。全体的にブレイクが早く、マニューバーを入れるセクションが限定される難しい波質であり、瞬時の判断と正確なポジショニングが求められる状況であった。

SWジュニア1級(女子)

SWジュニア1級女子の決勝には、山本璃々、宗政優実、草深心虹、杢谷莉央の4名が進出。ヒートは20分、マキシマムウェイブ10本で争われた。試合開始から5分以上ノーライドの静かな立ち上がりとなり、宗政はライト、他の3名はレフト側でポジショニングを取る展開となった。

宗政優実 Photo:NSA実行委員会

山本璃々 Photo:NSA実行委員会

最初に仕掛けたのは宗政優実。ライトの波で1発のマニューバーを決め3.50ポイントをスコアする。続くセットでは山本璃々がライト、宗政がレフトと波を分け合い、それぞれ1発をエントリー。

山本は高さとスピードを伴うアクションでヒートハイスコアとなる6.17ポイントを記録。一方の宗政も5.23ポイントを重ね、トータル8.73ポイントでリードを奪う展開となった。

草深心虹 Photo:NSA実行委員会

杢谷莉央 Photo:NSA実行委員会

ヒート後半に入ると各選手とも波を掴むものの、ブレイクの速さにより大きなスコアにはつながらず、試合は膠着状態となる。草深心虹、杢谷莉央も果敢に攻めるが逆転には届かない。

試合が動いたのは終了6分を切ってから。山本がライトの波で2発のアクションを見せるもスコアは2.37ポイントに留まり、逆転ならず。終盤、優先権は宗政が保持し、残り15秒で最後の波を掴むと、レフトで2発のマニューバーをまとめ4.40ポイントをスコア。バックアップスコアを更新し、勝利を決定づけた。

ただ、ヒートハイスコア6.17ポイントを持っていた山本も優勝に値する実力を十分に示していたことは間違いない内容であった。よりジャッジに強くアピールできる演技が加わっていれば、結果は変わっていた可能性もあり、僅差の攻防が印象に残るファイナルとなった。

宗政優実 Photo:NSA実行委員会

結果、SW1級は宗政優実が優勝、2位に山本璃々、3位に草深心虹、4位に杢谷莉央となった。難しいコンディションの中で展開された本ヒートは、選手の判断力と表現力、そしてジャッジングの要素が勝敗を分ける象徴的な一戦であった。

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SMジュニア1級(男子)

佐藤頼斗 Photo:NSA実行委員会

SMジュニア1級男子の決勝は、佐藤頼斗、足立海世、田邉大成、浦崎陽平の4名によって争われた。コンディションはオンショアの影響を受けたモモからコシサイズ。面が乱れやすく、ブレイクも不規則なため、波選びと素早い対応力が求められる難しい状況であった。

浦崎陽平 Photo:NSA実行委員会

田邉大成 Photo:NSA実行委員会

ヒート前半は佐藤頼斗が主導権を握る。先攻で4.00ポイントをマークし流れを作ると、開始7分にはレフトの波で3.10ポイントを追加しトップに立つ展開となる。これを田邉大成、浦崎陽平、足立海世が追随する形で試合は進行した。

足立海世 Photo:NSA実行委員会

後半戦に入ると試合は大きく動く。足立が3本目のライディングで4.47ポイントをスコアしトップへ浮上。この時点で首位にいた佐藤は4位へと後退し、ニード4.60ポイントの状況に追い込まれる。

さらに、足立は実力通りの強さを見せ、レフトの波で自己ハイスコアとなる5.50ポイントを記録し、トータル9.97ポイントまで伸ばしてリードを広げる。佐藤のニードは5.97ポイントとなり、プレッシャーのかかる展開となった。

しかし、佐藤は冷静さを失わない。3本目で4.80ポイントを返し、2位に浮上、ニードを5.18ポイントまで詰める。ヒート残り5分を切った場面で、佐藤は4本目にレフトの波を捉え、スピードのあるリエントリーを2発連続で決め6.00ポイントをスコア。これにより逆転でトップに立つ。

佐藤頼斗 Photo:NSA実行委員会

残り3分を切り、足立は再逆転に5.31ポイントを必要とする状況。レフトの波で2発のアクションをまとめるもスコアは4.70ポイントに留まり、逆転には届かない。最終的に佐藤がリードを守り切り優勝を果たした。

難しいオンショアコンディションの中で展開された本ヒートは、スコアが目まぐるしく入れ替わる攻防となり、選手の判断力と対応力が勝敗を分ける内容であった。終盤に勝負を決めた佐藤の集中力と決定力が際立つファイナルであった。

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NSA「第43回全日本級別サーフィン選手権大会」

日程:2026年4月29日(水)〜 5月3日(日)

会場:神奈川県藤沢市 鵠沼海岸 スケートパーク前ポイント

SWジュニア1級 Photo:NSA実行委員会

SWジュニア1級女子

優勝:宗政優実(育成指定)

2位:山本璃々(育成指定)

3位:草深心虹(強化指定:U-18)

4位:杢谷莉央

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小田唯鈴 Photo:NSA実行委員会

小田唯鈴 Photo:NSA実行委員会

小田唯鈴 Photo:NSA実行委員会

SWウィメン・マスター1級(女子)

優勝:小田唯鈴(強化指定:シニア)

2位:小室瑠愛

3位:柿本美紅

4位:清永亜希子

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SMジュニア1級 Photo:NSA実行委員会

SMジュニア1級(男子)

優勝:佐藤頼斗(強化指定:U-18)

2位:足立海世(強化指定:U-18)

3位:浦崎陽平

4位:田邉大成

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大会HP https://www.nsa-surf.org/match/43rd_alljapanranking2026/

大会LIVE&スコア  https://www.surfontap.com/2026/04/ranking-championship-43th/