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2026.08.01

2026 WSL CS(チャレンジャーシリーズ)第2戦「Lexus US Open of Surfing」DAY-4

 五十嵐カノアが圧巻の1位通過でベスト16進出。西慶司郎はラウンド32で敗退。

Photo:Satoshi Namba

Photo:Satoshi Namba

現地時間7月31日、米カリフォルニア州ハンティントンビーチで、2026/2027年WSLチャレンジャーシリーズ第2戦「Lexus US Open of Surfing Presented by Pacifico」が行われた。

前日から続く力強いうねりは、この日も会場へ豊富な波を送り込んだ。バレルとハイパフォーマンス、その両方が狙える見応え十分のコンディション。チャンピオンシップツアー(CT)のトップ選手と、チャレンジャーシリーズ(CS)を主戦場とする実力者、さらに勢いに乗る若手がぶつかり合い、週末のファイナルデーへ向けた重要な戦いが繰り広げられた。

西慶司郎 Photo:Satoshi Namba

R-32 H-4 西慶司郎

日本勢では、ラウンド32のヒート4に西慶司郎が登場。

西慶司郎 Photo:Satoshi Namba

西は開始早々から仕掛ける。1本目はレフトへ向かい、リズムの良い2ターンコンボでスプレーを飛ばして4.50ポイント。続く波でも鋭いリエントリーから、最後は崩れるセクションへ合わせて着地し、4.93ポイントを獲得した。

ヒートトータル9.43で、序盤は首位に立つ。しかし、波のクオリティーが高かったこの日は、4点台を揃えるだけではポジションを守れない。他の選手たちが徐々にペースを上げ、残り13分の時点で西は4位へ後退。逆転に必要なスコアは6.97ポイントとなった。

西慶司郎 Photo:Satoshi Namba

残り5分、西はプライオリティを使ってライトへ。最初のセクションで力強いマネーターンを入れ、その後は5回のカットバックを交えながら波をつなぐ。最後はインサイドで鋭いリッピングを決め、長い一本をフィニッシュした。可能性を最後までつないだライディングだったが、スコアは4.93ポイント。逆転には届かず、4位で大会を終えた。

西慶司郎 Photo:Satoshi Namba

田中樹コーチは西のヒートについて、次のように振り返った。

「西選手はオープニングから2本続けて4点台をまとめ、好調なスタートを切りました。しかし、この日は朝からコンディションが非常に良く、前日同様、勝ち上がるためにはエクセレントスコアを2本揃えることが求められるハイレベルな展開となりました。」

「西選手は質の高いターンを見せていたものの、スコアは4点台にとどまり、なかなか得点を伸ばせませんでした。一方、他の選手たちも大きな波やハイリスクなマニューバーを狙い、序盤は思うようにスコアを上げられない状況でした。」

「その中で、コール・ハウシュマンド選手が立て続けに7点台、6点台を揃え、一気にリードを広げます。ホワイトの選手もオープニングでチューブを決めて6点台を獲得し、その後もワンターンで5点台をマーク。着実にスコアを積み重ねました。」

「西選手には、もう一段階アグレッシブな攻めが必要だったように感じます。同じようなターンのパターンが続き、波によっては演技の変化が少なくなったことで、スコアが伸び悩みました。ジャッジにもやや単調な印象を与えた可能性があります。エアや、さらに力強いパワーターンなど、演技にバリエーションを加えることができれば、より高い評価につながったのではないかと思います。」

波に合わせて丁寧に乗りつなぐ技術は見せた。それでも、高得点が次々と飛び出すコンディションでは、確実性に加えて、ジャッジの印象を一気に変える大技やリスクを背負った攻めも必要になる。西にとっては、世界のトップレベルで勝ち抜くための次なる課題が見えたヒートでもあった。

五十嵐カノア Photo:Satoshi Namba

R-32 H-8 五十嵐カノア

ヒート8には、2度のUSオープン制覇を誇る五十嵐カノアが登場。五十嵐もスタート直後から動く。ライトの波を選ぶと、最初のセクションでテールを抜き、フィンアウト気味のリエントリー。カットバックを挟みながらインサイドまでつなぎ、最後にもう一発を加えた。沖のパワーがあるセクションと、インサイドのリフォーム。その性質の違いを一つのライディングにまとめ、8.00ポイントを獲得する。

五十嵐カノア Photo:Satoshi Namba

早い時間帯にエクセレントスコアを出したことで、ヒートの流れは五十嵐へ傾いた。その後も慌てる様子はない。相手の動きと波のリズムを見ながらバックアップを整え、終始主導権を握り続けた。

五十嵐カノア Photo:Satoshi Namba

残り6分、10本目に選んだライトでも、トップでテールを蹴り上げ、大きなスプレーを放つ。そこから波をつなぎ、インサイドでもう一発。一本の中で変化する波の個性を見極めた演技に、6.80ポイントが与えられた。

ヒートトータルは14.80。五十嵐は他の選手を寄せ付けず、堂々の1位でラウンド16進出を決めた。ホームであるハンティントンの波を知り尽くしたようなポジショニングと、得点が必要な場面で確実に仕留める試合運び。まだ余力を残しているようにさえ見えた。

「カノア選手はスタートから8.00ポイントのエクセレントスコアをマークしました。会場の波を知り尽くしているかのように沖から波を選び、力強いターンからリフォームをうまくつないでフィニッシュまでまとめる、完成度の高いライディングを披露しました。」

「その後も素早くバックアップスコアを揃え、終始相手を寄せ付けない試合運びで危なげなく1位通過。ヒート全体を通して非常に落ち着きがあり、まだ全力を出し切っていないようにも感じられる内容でした。ラウンドが進むにつれ、さらに高いパフォーマンスを見せてくれることが期待されます」と田中樹コーチは評価した。

3度目の大会制覇を狙う五十嵐にとって、USオープンは特別な舞台である。14歳で初めて出場した頃から、CT選手となった現在まで、競技人生のさまざまな時間をこの大会とともに過ごしてきた。

五十嵐カノア Photo:Satoshi Namba

五十嵐は公式インタビューでこう語る。

「この大会は自分にとって、かけがえのないものです。USオープンには、人生のあらゆる段階で出場してきました。14歳で憧れの選手たちを見上げていた頃から、CTに入り、世界タイトルを目指すようになった今まで。この大会には特別な思いがあります。今年もここに戻ってこられて、本当に嬉しいです。」

この後は続けて女子のR of 16が行われ、ベスト8が決定。17歳の誕生日を迎えたイーデン・ウォーラが、プログレッシブなフォアハンドで9.00ポイントをマークし、逆転勝利を収めた。

大会は、いよいよ勝負の週末へ入る。次回のコールは現地時間8月1日午前7時を予定。男子ラウンド16、女子クオーターファイナル以降の競技が控えており、五十嵐カノアは歴史的な3度目のUSオープン制覇を目指す。

Go!Naminori Japan!

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2026 WSL CS(チャレンジャーシリーズ)第2戦「Lexus US Open of Surfing

DAY-4 結果

男子

R-32

H-4 西慶司郎 4位で敗退 今大会は25位

H-8 五十嵐カノアは1位でラウンドアップ→R-16 H-8へ

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明日以降の試合予定

男子

R-16

H-8 五十嵐カノア

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大会の最新情報、ヒート結果、ライブ配信はWSL公式サイト:worldsurfleague.com をチェック。

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Photo:Satoshi Namba

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