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2026.08.02

2026 WSL CS(チャレンジャーシリーズ)第2戦「Lexus US Open of Surfing」DAY-5

 五十嵐カノアが圧巻の逆転勝利。安定感を武器にUSオープンのファイナルデーへ。

Photo:Satoshi Namba

Photo:Satoshi Namba

現地時間8月1日、米カリフォルニア州ハンティントンビーチで、2026/2027年WSLチャレンジャーシリーズ第2戦「Lexus US Open of Surfing Presented by Pacifico」が行われた。

Photo:Satoshi Namba

会場となったハンティントンビーチ・ピアには大勢の観客が集まり、選手のアクションに歓声が上がる、USオープンらしい熱気に包まれた。前日までの力強いうねりはこの日も残り、ターンだけでなく、エアやバレルも狙えるコンディションとなった。

一方、ヒートによっては波数が限られ、乗れば得点につながる波を確実につかむ判断が求められた。勢いだけでは勝てない。技術と戦略、そして一本を待ち切る落ち着きが、ファイナルデー進出を左右する一日となった。

R-16 H-8 五十嵐カノア

男子ラウンド16からはマンオンマン形式となり、ヒート8に五十嵐カノアが登場。Douglas Silva(BRA)と準々決勝進出を争った。

五十嵐カノア Photo:Satoshi Namba

五十嵐カノア Photo:Satoshi Namba

五十嵐は2本目の波で仕掛ける。スピードをつけてエアリバースを決めると、右、左、右へと形を変える波を巧みに乗りつなぐ。リフォームした波を加速を止めず、インサイドまで。最後はトップへ鋭く当て込み、大きなスプレーを飛ばし、一つのライディングを最後までまとめ上げた。これが7.50ポイントとなり、五十嵐がヒートの主導権を握る。

残り15分を切ったところでDouglas Silva(BRA)が反撃。エアを交えたライディングで7.67ポイントをマークし、五十嵐を逆転する。五十嵐に必要なスコアは6.35ポイントとなった。

五十嵐カノア Photo:Satoshi Namba

この場面でも、五十嵐に慌てた様子はなかった。すぐに次の波をつかみ、最初のセクションへ一発。続くトップターンではレイバック気味にボードを倒し込み、フィンを抜くテールスライドを披露した。

そこから波を丁寧につなぎ、リフォームしたインサイドセクションでも、きれいなリエントリーを決めてフィニッシュ。力強いターンだけで押し切るのではなく、多彩なマニューバーを織り交ぜ、引き出しの多さを示した一本だった。

スコアは、このヒート最高得点となる8.07ポイント。相手にリードを奪われた直後、すぐさまエクセレントレンジの演技で逆転した。五十嵐は7.50と8.07を揃え、ヒートトータル15.57ポイントでトップに立つ。

五十嵐カノア Photo:Satoshi Namba

しかし、残り6分には、両者とも現在の順位を正確に把握できない場面もあった。ピア付近でプライオリティを争うなか、場内アナウンスが聞き取りづらく、五十嵐とDouglas Silva(BRA)は互いに自分がリードしていると認識。

残り4分を切ってようやく正しい順位が伝わるという緊迫した展開となったが、その後も主導権を渡さず、五十嵐は1位で準々決勝進出を決めた。

五十嵐カノア Photo:Satoshi Namba

田中樹コーチは、五十嵐の戦いを次のように振り返った。

「カノア選手は序盤から安定したライディングで7点台を出しました。波数が少ないなかでも、会場の波を知り尽くしているかのように、しっかりとターンできる波を選んでいました。相手に逆転された後も、すぐに8点台を出して再逆転。そこで完全に主導権を握りました。」

「見ていて本当に安定感があり、常に自分で試合をコントロールしていました。明日はいよいよファイナルデーです。今大会の優勝候補として、それにふさわしい安定感を見せています。」

五十嵐カノア Photo:Satoshi Namba

Douglas Silva(BRA)に逆転されてから、五十嵐が再びリードを奪うまでの時間は短かった。相手の得点に反応しながらも、自分のリズムは崩さない。必要な数字を把握し、それを上回る波と演技をすぐに引き出す。ホームブレイクへの深い理解だけでなく、ヒートを読む力が際立っていた。

2度のUSオープン制覇を誇る五十嵐は、3度目のタイトル獲得へあと3勝。準々決勝では、ペルー初の男子CT選手であるLucca Mesinas(PER)と対戦する。

女子はクオーターファイナルが行われ、オーストラリアの若手が躍進した。2023年世界ジュニア王者のSierra Kerr(AUS)は、フォアハンドで7.17ポイントを獲得し、Alyssa Spencer(USA)に勝利。現世界ジュニア王者の
Isla Huppatz(AUS)と、元CT選手のSophie McCulloch(AUS)もセミファイナルへ進んだ。

母親となってから初のWSL復帰戦に臨んでいるJohanne Defay(FRA)も、ヒートトータル14.76を記録。17歳のEden Walla(USA)を破り、2015年以来となるUSオープン制覇へ前進した。

大会はいよいよ最終日を迎える。次回のコールは現地時間8月2日午前7時30分、競技開始は午前8時5分を予定。日本時間では8月2日午後11時30分にコール、8月3日午前0時5分からのスタートが見込まれている。

男子準々決勝、女子準決勝以降が行われ、チャンピオンが決定する。五十嵐は準々決勝を勝てばセミファイナル、さらにファイナルへと進み、2017年、2018年に続く大会史上3度目の優勝を目指す。

Go!Naminori Japan!

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2026 WSL CS(チャレンジャーシリーズ)第2戦「Lexus US Open of Surfing

DAY-5 結果

男子

R-16

H-8 五十嵐カノア 1位でラウンドアップ→QF H-4へ

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明日以降の試合予定

男子

QF 

H-4 五十嵐カノア

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大会の最新情報、ヒート結果、ライブ配信はWSL公式サイト:worldsurfleague.com をチェック。

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Photo:Satoshi Namba

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